『君たちはどう生きるか』大人にも子どもにも大事なことを優しく教えてくれる。

BOOK
読んだ本:君たちはどう生きるか
著者:吉野源三郎 (1937)・文庫本(1982)・漫画 羽賀翔一(2010)

この本を選んだ理由

中学校のキャリアサポートの一環で、中学校の授業を預かることになりました。
私の子もその中学に通っています。下手なことがあってはいけないと思い、
4・5年前に話題になっていたこの本を、読むことにしました。

大まかなあらすじ

登場人物は、編集者で隣に引っ越してきたおじさんと中学生コペル君。
コペルくんがおじさんと出会って、学校生活を中心に交換ノートを通して、
生きていく上で必要な事をコペル君が、学んでいくという物語です。

物語中にデパートの屋上から下を見下ろすと、人々が、まるで星粒のようにコペル君が感じる場面があります。
コペル君は、自分もその中の一人であることに不思議な感覚を覚えます。
ガリレオ・ガリレイ 天動説と地動説の話を織り交ぜながら、世界は自分中心に回っているわけでなく、常に自分という存在は周りとの関係性の中で動いているということをコペル君は、自らの気付きから学んでいきます。
 
また、友人が憧れていたナポレオンの人生を通して、みんなの役に立つこと、喜ばれることで、信頼されること。
また逆に、驕り高ぶり独りよがりになると、みんなから信頼されなくなってしまうことも学びます。

私が一番印象に残っているところ

友達がいじめられていたのに助けることができないだけでなく、傍観者のひとりとして振る舞ってしまいます。
その事が原因でコペル君は学校へ行けなくなり、熱を出し休んでしまいます。
過ちを犯し、つらいと思い、おじさんに助けを求めるのですが、コペル君は、自分で考えで、そのつらい思いを克服していきます。

自分の心の声を大事にし、しっかりと自分で考え乗り越えていくことの大事さをこの本は改めて気づかせてくれました。

インターネットにより、たくさん情報、他の人の評価、クリエイティブ作品が簡単にみることができる中で、その中から情報を選ぶ自分なりの考えを持ち自ら行動する力は、不安の多い社会の中で最も必要な力の一つだと感じました。

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